美容室経営において欠かせない、スタッフの存在。売上拡大のためには、スタッフ育成が費用に重要です。
しかし、せっかくスタッフを採用しても
- 期待通りに動いてくれない
- やる気が見られない
- すぐ辞めてしまう
など、経営にマイナスになってしまう課題を抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回はスタッフが期待通りに動いてくれない際の対処法を考えていきます。
「期待通りに動いてくれない」を解決に導くために、注意したいこと5選
1. 期待する役割をスタッフにきちんと伝えていますか?
経営者やオーナーは、スタッフに望んでいる役割を言葉にして伝える必要があります。オーナーが感じている現状や危機感を共有するには、スタッフにも同じ感情を抱けるだけの情報を提供し、話題にしていきましょう。
2. スタッフを褒めていますか?
もし、スタッフの仕事ぶりをあまり褒めていないのであれば、積極的に褒めましょう。承認欲求を満たすことは、モチベーションを高める大切な手法です。「行動を1つ改善できたら褒める」「失敗しても”挑戦した”事実を褒める」など、やる気が見られないスタッフには褒めることを心掛けましょう。「自分が大切にされている」と誰もが感じられる風土を作ることで、仕事を前向きに取り組める職場環境が生まれます。
3. スタッフの主体的な行動を認めていますか?
スタッフの主体的な行動すべてに口出しをし、経営側の方針を強要しているなら、自らの運営方法を見直すべきです。スタッフの主体性を奪ってしまっては、モチベーションの低下を招くだけです。活気ある職場づくりには、スタッフ全員が意見を言い合える関係の構築が重要だからです。
4. 指示や店舗の方針に一貫性を持たせていますか?
スタッフにとって指示や方向性が毎回変わるのは大きな負担です。目指す先がぶれると、何を目標に取り組んだらよいか分からなくなり、不安定になるからです。スタッフ個人のモチベーションの低下は、やがて社内全体のモチベーションの低下につながります。業績にも悪影響をおよぼしかねません。
5. スタッフの技術力に見合った役割を与えていますか?
資質や技術力に関して、客観的な評価をスタッフ一人ひとりに伝えることが大切です。一人ずつ面談を行い、スタッフ本人に現状理解と新しい個人目標を設定させ、共有しましょう。目標の立て方は、個人が達成しやすい目標から徐々にステップできるように仕上げるとよいでしょう。
経営者やオーナー自身の意識を変える
「スタッフが期待通りの動きをしない」と感じる経営者やオーナーは、スタッフとのコミュニケーション不足に陥っているケースが多くあります。スタッフへの感謝や信頼を言葉にして伝え、スタッフ一人ひとりが店舗運営に携わっていることを意識しましょう。現状と課題について情報を共有し、個々のステップアップを促せる職場環境を作ることが大切です。経営者やオーナーからのアプローチを変えることで、状況は改善に向かう可能性がでてくるでしょう。
