はじめてのブランディングに役立つフレームワーク4選|特徴・使い方・メリット

はじめてのブランディングに役立つフレームワーク4選

ブランディングとは、自社オリジナルの価値を提供し、顧客に求められる存在になることです。
ヘアサロン、ヨガやピラティス教室の店舗経営者にとって、他店との差別化を図るためにはブランディングは欠かせません。しかし、ブランディングのために何から始めるべきか、悩むことも少なくないでしょう。
ブランディングを始めるには、現状やニーズを把握し、分析ができるフレームワークを活用する方法があります。

この記事では、ブランディングに役立つ4つのフレームワークと、その特徴や使い方、メリットについて紹介します。

目次

フレームワークとは?

フレームワークとは、情報を整理して論理的に物事を考えるための「型」のことです。
フレームワークで分析を行い、その結果を課題改善や目標達成、意思決定までの判断材料として活用します。

ブランディングに役立つフレームワーク4選

ブランディングに役立つ代表的なフレームワークは、以下の4つです。

  1. ポジショニングマップ
  2. SWOT分析
  3. PEST分析
  4. 3C分析

それぞれの「特徴」「使い方」「メリット」について解説します。

1. ポジショニングマップ

特徴

競合他社と比較して自社のポジションを明確にします。

使い方

テーマについてターゲットを設定し、縦軸と横軸の2つの軸からなるマップに他社と自社を並べ現状把握に使用します。例えば、ターゲットは30代女性。テーマはヘアサロンで、縦軸を「料金」、横軸をそれぞれ「カット技術重視」と「ヘアカラーの薬剤重視」として図を作ります。そこに自社と他社を並べ、自社の立ち位置を客観的に把握します。

他にもスタイル(コンサバ、トレンド)、雰囲気(非日常、アットホーム)など複数のポジショニングマップを作成して自社の立ち位置を把握しましょう。

メリット

自社が世間でどのように認知されているかや、競合となる企業がどこかなど、現状把握や目標設定に役立ちます。

SWOT分析

特徴

以下の4つの要素に集められた客観的な情報から、自社や業界、社会の現状を把握できます。

内部要因

  • 強み(Strength)
  • 弱み(Weakness)

外部要因

  • 機会(Opportunity)
  • 脅威(Threat)

使い方

隣り合ったマス同士を比較することで、外部環境に自社がどのように対応すべきかを考えます。強みを生かした戦略策定や、弱みと脅威から問題点を洗い出し、改善策の検討に使われます。

メリット

戦略策定やマーケティングの意思決定、強みと機会の最適化、人材育成などに役立ちます。

PEST分析

特徴

以下の4つの観点から、およそ3〜5年後のトレンドついて見通しを立てられます。

  • Politics(政治的要因)
    • 規則など、市場のルールに変化を与えるもの
  • Economy(経済的要因)
    • 景気や経済成長など、価値に影響を与えるもの
  • Society(社会的要因)
    • 人口の動きや変化、需要構造に影響を与えるもの
  • Technology(技術的要因)
    • ITなど、技術革新に関わり、競争する方法やステージに影響を与えるもの

使い方

自社をとりまく外部環境、なかでも自社がコントロールできない社会全体の環境を分析し、対策や新たな取り組みの検討材料に用います。

メリット

数年先のトレンドに仮説を立て、長期的な取り組みについてシミュレーションするのに役立ちます。

3C分析

特徴

外部環境として「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」、内部環境として「Company(自社)」の3つの観点を客観的に捉え、自社がターゲットにする顧客を特定できます。ブランディングをする際は、市場調査として扱われることが多いです。

使い方

自社の「強み」「弱み」を客観視し、現状や顧客ニーズの把握、競合他社の印象などを分析するのに使います。

メリット

自社のブランド力強化策や、弱みを補強するアイディアの創出など、ブランディングに活かせます。

まとめ

紹介した4つのフレームワークは、自社の強みや弱みの再確認、現状の把握や近い将来の可能性を客観的に捉え、そのための施策に役立ちます。

ブランディングをする際は、フレームワークを活用し、考えや現状を客観的に整理することから始めましょう。

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